労務トラブル対応
どうして労務トラブルが発生してしまうのか?
新卒、中途採用にかかわらず、どの社員も入社の時には新しい会社、仕事で頑張っていこう! という希望を持っています。また、会社も新しい人材に期待をしています。
なのに、どうして労務トラブルが発生してしまうのでしょうか?
入社してから時が経つにつれて、社員・会社それぞれに相手に対して「期待していたのと違うな?」という部分が出てきます。すぐに話し合う場を持てれば良いのですが、仕事の忙しさなどからついそのまま放置してしまうことが労務トラブルを招きます。
労務トラブルを招く3F 不安、不満、不信
社員、会社それぞれの気持ちは、最初は「いつかは改善してもらえるんだろうか?」という不安から、「いくら訴えても(注意しても)聞き入れてくれない」という不満に変わり、それが蓄積することで「もうこの人(会社)に言っても無駄だ」という不信へと深まっていきます。
少しでも社員が会社に対して不安、不満、不信を持っているように感じたら、そして、会社も社員に対してこれらを感じることがあれば、できるだけ早く話し合いの場を持ち、率直に話し合うことが大切です。
この話し合いでとても重要になるのが会社の理念や就業規則です。
社員の3Fに対しては、これらがあることで会社が進もうとしている方向性を再度社員に示し、基本となる会社のルールを説明し待遇や評価などに理解を求めることができます。
また、会社から社員に対する3Fについては、就業規則を基に毅然とした態度で会社が社員に何を望んでいるのかを説明できます。
もちろん、勤怠管理や賃金の支払いは適正に行っていることが前提となりますが。
■就業規則についてはこちらをご覧ください。
【社員が感じる3F】
○自分がやりたい仕事をさせてもらえない。
○自分にばかり大変な仕事が回される。
○他の社員との待遇差に納得できない。
○自分の仕事を正当に評価してもらえない。
○給料が上がらない。
○残業や休日出勤が多くて自分の時間が持てない。
○時間外手当等が支給されない。
○上司や同僚からイジメなどハラスメントを受けている。
【会社が感じる3F】
○遅刻、欠勤など勤怠が良くない。
○会社に来ても居眠りや無断での職場離脱の時間が多い。
○指示した仕事ができない(そんなに難しいことを頼んでいないのに)。
○能力に期待して採用したのに、会社が求めるレベルに達していない。
○注意をすると反省どころか反論してくる。
○客先からのクレームが多い。
労基署対応も可能 Anna人事労務サポートへご相談を!
いくら話し合いをしても、また理念や就業規則などがきちんとしていても気持ちが通じないこともあります。
残念なことにある日突然、以下にあるような労務トラブルが発生し、特に労基署から「事情を聴きたい」などと来所要請が来たりすると大変な不安を感じ、何をどうしたらよいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
そのような時は慌てず冷静になり、Anna人事労務サポートにご相談ください。
Anna人事労務サポートでは、トラブルに至った原因等をていねいに伺い、過去の様々な事例から対応策を検討し、会社様をサポート致します。労基署への出頭が必要な場合には、会社様に同行して事情説明を行うことも可能です。
これまでのご相談ではトラブルが解決するまで親身になって会社様をサポートさせていただき、「とても心強かった」との評価をいただいております。 安心してお任せください。
労務トラブルの具体例
■少しずつ不満が蓄積し、ある日爆発する
日ごろから会社や同僚に対する不満を漏らしている。上司や同僚とのちょっとした気持ちの行き違いなどから不満が爆発してしまう。会社との話し合いも拒否し、労基署やユニオンに訴える場合もある。
■勤怠不良なのに注意すると反論してくる
遅刻や早退、欠勤が多い、営業に行ったはずなのに実はさぼっていた、など勤怠不良の積み重ねに対して会社が注意すると反省どころか反論してくる。
■在職中は何事もなく勤務していたのに退職後に残業代を請求してくる
在職中は会社に不満を言うこともなく勤務していた。が、退職後、在職中の勤怠管理方法や未払残業代について労基署に相談したとして、支払いを求める。
■自分から退職を申し出たのに解雇されたと言ってくる
自分から退職を申し出、会社が引きとめたにも関わらず強引に退職。なのに、退職後、“解雇された”として労基署に訴える。