事業承継 人事・労務の磨き上げ 【勤怠管理】
勤怠管理は労務管理の中の基本です。
日々の出勤・退勤時刻、休憩時間の取得、欠勤、有給休暇などの記録をしていますか?
記録の方法は、出勤簿、タイムカード、クラウド勤怠など様々なものがあります。
労働基準法では、この勤怠記録(出勤簿等)を作成・保存することを企業の義務としています。
勤怠記録は、次のような手続きに関する重要な資料となります。
・給料計算で残業代の集計に
・36協定の時間外労働、休日労働の確認に
・病気や怪我などで健康保険の傷病手当金や労災請求をするときに
・育児休業給付金の申請をするときに
・退職時の離職票作成に
勤怠管理を行っていないと、上記の手続きが適切に行えず、社員が不利益を被る場合があります。
また、残業代の計算が正しく行えないため、未払残業代が発生してしまう場合もあります。
このようなマイナス点は、後継者に引き継ぐ前にクリアしておきましょう。